頭の形がいびつ
生まれたばかりの赤ちゃんは、頭は細長く、いびつに見えることが多いのですが、これはお母さんの狭い産道を通り抜けてきたからなのです。
そのほか産瘤といって、お産の時真っ先にでてくる頭の部分がむくんだようになっていることもありますが、生まれたときほどはっきりしていて、だんだんに治り、やはり数日で消えてしまいます。
でも、時に長く残るふくらみもあります。これは頭血腫といわれ、お産の際に頭の骨の外側に出血を起こしたものですが、これも心配することはなく、個人差はありますが、数か月で消えるようです。
いずれにしても生まれてすぐの赤ちゃんの頭は歪んでいたり、でこぼこしているのが普通だと考えてください。
また赤ちゃんには向き癖があり、いつも同じほうばかり向いて寝ていて、下になっている側が平らになってしまうこともよくあります。
向き癖はある程度仕方がないもので、おなかの中にいたときに向いていた方向に関係するといわれています。
タオルをつっかえにしたり、ドーナツ枕を使っても思ったほど効果はありません。
成長するにつれ、骨の発達によって頭の形も変わり、よくなってくるものです。お座りしたり、立ったり、歩いたりすることが多くなるにつれて、頭も少しずつ丸くなり、ほとんど気にならなくなります。