胎教について知りたい
胎教とは中国の古い教えからきているもので、いい子を生むためには妊娠中の心構えがいかに大切かを説いたものです。
おなかの中の赤ちゃんの脳は妊娠するとすぐに発達を始め、妊娠20週頃には未熟ではあっても殆ど完成しています。
お母さんの日常の動作行動のすべてがおなかの中の赤ちゃんの脳を刺激しているのです。
たとえば、お母さんが呼吸すること、散歩することは羊水の中の赤ちゃんをゆすらせ、赤ちゃんを刺激しているのです。
ですからお母さんが興奮したり、怒ったりして荒々しく言い争ったりすれば、そのトゲトゲしい声、早くなった呼吸、心臓の鼓動の響き、ぎくしゃくしたからだ体の動きなどすべて赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんはいつもと調子の違うお母さんの状態に不安になったり、戸惑ったりします。
このような状態が長く続くと赤ちゃんにも悪い影響を及ぼします。
逆にお母さんが穏やかな気持ちで音楽を聞いたり、青空の下で散歩をしたりお父さんと楽しくおしゃべりできたときはお母さんの声が明るく、呼吸は落ち着き、赤ちゃんもリズミカルに楽しい刺激を受けることになります。
このようにお母さんのすべての生活が赤ちゃんに影響しているのですから、お母さんとお父さんはいつも赤ちゃんを意識して、穏やかな気持ちで生活し、おなかを通して赤ちゃんに語りかけたりなでてあげたりして、赤ちゃんに心地よい刺激を与えるように心がけてください。
このようにおなかの中の赤ちゃんとコミュニケーションをするのがすなわち胎教なのです。
また赤ちゃんの聴覚は3か月頃には完成して5か月になると外のいろいろな音に反応するようになります。
お母さんが心地よく感じる音は赤ちゃんにも心地よくなります。
ですからお母さん自身も安らぎを感じるようないい音を聴くようにしましょう。