産後ケア:産後ママを応援する仕組みができています!
●妊娠中から産後の子育てまで「切れ目なく」あなたを応援
ママたちは「子育て支援」という言葉は当然、耳にしたことがあると思います。でも、令和のキーワードは「子育て」だけではありません。いま専門家が取り組んでいるのは「妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援」。
そして、これを担うのがそれぞれの地域の子育て世代包括支援センターです。ここには助産師・保健師などの「お助け専門家」が複数いて、妊娠・出産・育児に関するさまざまな相談に乗っています。
アドバイス、情報提供のほか、必要に応じて他の医療や福祉などの専門機関との連絡調整もしています。妊娠中でも、もちろんOK。「困ったことがあればまずここに!」という場なので、ぜひ活用してください。
●注目したい「産後ケア」
令和3年から、全国で「産後ケア事業」が展開されています。これは出産後1年以内で、ママが心身の不調や育児に不安を抱えている場合に、ママと赤ちゃんをケア&サポートする仕組みです。母子のお宅を訪問して授乳や赤ちゃんのお世話のコツを伝えるほか、母子での通所デイサービス、さらに病院や助産所等の施設に母子でショートステイ(短期入所)などのメニューもあります。いろいろな事情で家族のサポートが期待できないときなどは、ぜひ頼ってください。窓口は上記の子育て世代包括支援センターです。
●産前・産後の「うつ」には十分気をつけて
産後はからだの回復ももちろん重要ですが、それ以上に知っておきたいのが「産後うつ」です。100人の産後ママのうち10〜20人程度に生じるとされていて、決して珍しいものではありません。気分が沈む、何も楽しめない、何もしたくないなど、ひどい落ち込みが2週間以上続くようなら要注意。赤ちゃんのお世話もつらくなるので、赤ちゃんのためにも急いで&遠慮なく周囲に「助けて!」と言ってください。子育て世代包括支援センターに連絡をすれば、あなたに必要な助けを提供し、適切な医療機関への紹介もしてくれます。
2023年度 母子健康手帳 副読本 協賛団体
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